民話の「てぶくろ」をアレンジして創作劇

11月のともだちひろばでは、テーマを文化祭として、劇をつくりあげました。(活動記録
いわゆる劇遊びでしょうか。
お話には「てぶくろ」(ウクライナ民話)を選びましたが、今回はともだちひろば用にアレンジしました。

もともとのお話は、こちら で紹介されています。

今回は2時間の活動中の、1.5時間程のプログラムです。
準備や実施時の見立てもアレンジしているので、ここに記録しておきます。

活動の流れ

創作劇です。
今回重視したのは、みんなでひとつのものを創り上げることです。
そこで、流れは以下のとおりとしました。

導入

ペープサートでお話の内容を説明します。
今回用のアレンジ済みのお話です。
前もってお話全体を見ることができるので、やることの見通しや配役の状況を分かりやすくしました。

準備

配役と背景づくりです。
配役では、すでにお話を見ているので、好きな動物を選ぶ感覚です。
背景、つまりは大道具づくりでは、実際に手を動かしての制作活動です。ともだちひろばでは季節感も大切にしたいと考えています。あらかじめ包装紙をカットして落ち葉を準備し、背景用の模造紙に貼っていく作業としました。貼り方は自由です。模造紙を埋める必要はありません。

本番

役のお面をかぶって、準備済みのセリフを読むかたちです。
セリフや動きは覚えずに、その場で誘導していきました。

手袋の見立てとして、毛布を準備しました。
実際暖かく、こたつのように輪になって入れます。
劇の間は、参加者同士での関わりがセリフでも、実際の位置関係でも生まれます。

全員そろったところで、手遊びか楽器演奏を計画していました。
今回は楽器演奏で、森の音楽隊に合わせて、楽器を鳴らしました。

最後は、保護者が呼びに来て、連れ帰ってもらうかたちにしました。
その場にいる人全員が本気で参加することになり、一体感をつくれます。

お話アレンジ

とある寒い日、森に落ちていた「てぶくろ」に、動物たちが入っていくというお話です。
いろいろな動物が登場して、「入~れ~て~」と場所を少しずつ融通してもらいます。演者同士でいろいろ関わり合いがあります。セリフは大まかにしか準備していないので、その場のノリで様々な言葉や行動が飛び出します。

演者がそろったところで、みんなで手遊びや楽器演奏をします。
締めに向かって、大人が「どんぐり拾いの時間だよ~」などと迎えに来て、最後誰もいなくなって終劇です。

事前準備

最低限必要なものは以下のとおりです。

  • 台本
  • 毛布

規模に合わせて、いろいろアレンジ可能と考えられます。
今回は、包装紙で葉っぱを準備しました。模様がいい具合に味を出します。模造紙は色付きだと、色によって雰囲気がかなり変わります。
また、役のお面も準備していたので、かなり分かりやすかったと思います。

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