Pentium DでもWindows 10は動いた

管理人PCのOSは、つい先日までWindows XPだったのです。
年度末だし、XPから卒業しようということで、Windows 10への切り替えを検討しました。だって、古いPCでも快適に動くっていうし。
いろいろ調べて、半ば諦めモードで入れ替え。
結論、問題なく動いているのですが、苦労もあったので備忘録を残しておきます。

なお、今回はHDDからSSDへの乗り換え(換装)もついでにやっちゃいます。
なので、基本の考え方はクリーンインストールです。

対象ハードウェア

タワー型のデスクトップPCです。gt5038j

  • Gateway GT5038j

Pentium D 930 3.00GHz
3.00GB RAM(増設済み)
256MB VRAM NVIDIA GeForce 6600
デュアルディスプレイ
ネットワークは無線LAN接続

標準でGeForce6600をくっつけている、今で言うところのゲーミングPCだったのかもしれません。
このPCは2006年に買ったものです。購入後は、ディスプレイをFHDにしたのと、メモリーを3GBにしたくらいしかいじっていないです。
旧モニターは、アナログ放送のテレビを見られる(た)やつで、今はサブディスプレイです。

懸念点

プロセッサーの対応状況が不安だったのです。

Pentium D
なのでデュアルコアなのですが、条件を満たしているのかよくわからず。特に、「PAE、NX、SSE2
をサポート」という話のところ。
ネットで先例を探しましたが、なんとも分からずで。。

これは正確には8、8.1の要件ではあるものの、気になるのです。

グラフィックのDirectX 9 WDDM は自信ありでした。なんといってもGeForce6600ですから!

データは引越し

もともとWindows 8への移行を検討していたことがあり、その際にほとんどのデータはNASにお引越し済みでした。
ちなみに、移行を先送りしたのは、上記のプロセッサの要件が分からなかったためです。

今回の移行プランでは、HDDをSSDに換装することにしていたので、最悪の場合は、また古いHDDを繋げばよい、という状態です。

導入はUSB版

Amazonで、USB版のWindows 10 Homeを購入しました。

パソコン本体のフタを開けて、Serial ATAケーブルをHDDからSSDへつなぎ替えました。HDDはいったんその場に置いておくことにしました。
追って、サブディスクとして使う計画です。

SSDはまっさらでしたが、一応、電源投入後は起動オプションになるようにキーボードを操作しました。
USBの口が複数あるので、起動用のポートを指定するのかとドキドキしていたら、選択肢に「Windows・・・」という表示になっていて一安心。難しい選択はありませんでした。
これを選択してEnterすると、32bitか64bitか選べという画面になり、しばらくすると勝手にインストールを始めました。(ここでは選択操作していないのです。。)

不思議なこと

いまだにわかっていないのです。
なぜか、Windows 10のx64がインストールされています
システムを見ても、プロセッサがx64になっています。x86だと思っていたのですが。。

【2016/07/11 訂正】
コメントでご指摘いただきました。Pentium Dは64ビットのプロセッサです。
ちゃんと調べたらx86-64ですね。勉強不足でした。
(参考: Wikipedia

やっぱり分からないことだらけです。でもまあ、動いているからいいです。
SSDにして、あまりにも静かな立ち上がりに違和感ありまくりですw
速いし快適だから文句はありません。

結果的に必要だったこと

以下の3点が必要でした。

  1. Wi-Fiデバイスのドライバーのインストール
  2. グラフィックボードのドライバーのインストール
  3. SATAケーブル

そしてその他もろもろのアプリケーション導入です。上記2までは必須でした。

Wi-Fiデバイスのドライバーのインストール

BaffaloのAirStation G54(WLI-U2-KG54)を使っています。
ドライバーの入れ直しになることをすっかり忘れていました。

今回は、更新したPCのネットワークは切断状態なので、別のPCでダウンロードしたファイルをUSBメモリーで受け渡しです。いつもはクラウド経由なので、なんだか懐かしさがありました。

ここで問題になったのは、バッファローの本家サイトからダウンロードしてきたインストーラーが、デバイスを自動検出する仕組みになっていることです。なにが悪かったのか、G54をPCが認識してくれず、インストールできませんでした。。

そこで、お世話になったのが「Driver Scape」というサイトです。(今回のダウンロード場所
ここで手に入れたドライバーを適当なところに配置して、デバイスマネージャーからドライバーの更新で、ファイルの場所を指定して成功しました。
このサイトはダウンロードリンクと見せかけてADが混じっているので、注意が必要です。ADと書いていないところから落としましょう。

これでネットワーク接続を確保できました。

グラフィックボードのドライバーのインストール

NVIDIAのGeForce6600をどうやらOSが認識しておらず、デュアルディスプレイでデスクトップ拡張したいのにミラー状態でした。。
こちらは本家サイトからドライバーをダウンロードできました。

GeForce6600は、「GeForce 6 Series」です。対応OSにWindows 10がありませんが、Windows 8に対応していれば大丈夫だろうということで。
「検索」からの画面遷移後に、対象製品の一覧が出ます。

これで、最適な画面解像度での表示と快適な作業スペースを確保できました。

ここまでで、最低限の環境は整いました!

SATAケーブル

今回換装したHDDをサブディスクとして使うためには、内蔵のままSATA接続するか、外付けケースに入れて外出しするかのほぼ2択です。
今回は内蔵のままを考えているのですが、SATAケーブルがないことに気づきました。。

SCSIとかIDEを見慣れていたので分かっていなかったのです。SATA接続には、それぞれでケーブルが必要なのです。それはそうですよね。。
電源ケーブルを見て、大丈夫だと思いこんでいました。幅の狭いほうがデータ通信、幅の広いほうが電源です!忘れないようにしなくては。。

まだ試運転中

現状、サブディスクは未接続です。
稼働の様子を見て、XPとは完全に決別しようと思っています。
何はともあれ、セキュリティリスクは下げましたよ!

この時点でのまとめ

マシンの動きは快適です!
目立った不快感はありません。SSDにしたことが大きいと思います。
また、メモリーをすでに3GBにしていたことは正解でした。当時の自分をほめてあげたいです。実は、2GBのメモリーのサブマシンをWindows 10にしたときは、もたつきが激しく、ちょっと幻滅したのですが、今回は快適すぎて心配になってしまうほどです!

やはりメモリーは大事ですね。

コメント

  1. 匿名 より:

    PentiumDって64bitCPUですよ。

  2. 管理人 より:

    ご指摘ありがとうございます。
    ちゃんと調べていませんでした。
    記事も訂正いたします。

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